奨学生活動レポート|student report

ハノーファーでの生活も、もうすぐ一年になります。
最初のうちは、日本とは異なるシステムや考え方に右往左往していた私ですが、こちらの方々の考え方にも対応できるようになってきました。

現在私が通っているハノーファー音楽演劇メディア大学(HMTM-Hannover)は、大学裏の森を率いるように建っています。
初夏に森へ足を伸ばせば、木漏れ日が心地よく、インスピレーションが湧いてくるかのよう。

初夏の森

秋には日本ではなかなかお目にかかれないような大きな団栗が、大学の入り口付近にあちらこちらに。

団栗と私の親指、大学内練習室にて

第二次世界大戦にて激しい空爆を受け、街の大部分が破壊された都市、ハノーファー。多くの建物がコンクリート造りの近代建築となっています。
例に洩れず、入り口からは大きなコンクリートのビルのように見え、個性的な外観を呈していない大学本館ですが、中に入ると予想は大きく裏切り、ピンク色のカーペットが張り巡らせられた床、紫の柱とコンクリートのグレーの饗宴とアヴァンギャルドなお出迎え。
上空から見ると貝殻のような形状を成しており、更に幾つかの分館も近くにある為、初めの頃は迷うこともしばしばでした。

ハノーファー音楽演劇メディア大学

楽譜や書籍等豊富な蔵書の本館最上階の図書館は、大学内で最も好きな場所の一つということもあり、週一回以上の頻度で足繁く通っております。

図書館の入り口、携帯が持ち込めない

日々のレッスンおよび講義は大変充実しております。
中でも、「音楽家の為の身体学」という講義は、音楽家が生活上気をつけるべきことや、音楽家に身体的な問題を話し合う実用的かつ、興味深いものでした。

レッスン室にて

週に1回古楽器(現代のピアノの前身であるチェンバロやフォルテピアノ)のレッスンを受けることができ、それらの楽器用の練習室も与えられていることも大きな魅力の一つです。

レッスン室の古楽器